当ブログでは、痔瘻発症から入院・手術・退院までの体験談すべてを公開しています。
痔瘻の入院や手術に対して不安を抱いているあなたに、僕が経験したすべての情報を提供したい一心でこのブログを立ち上げました!
このブログでわかること
- 入院までの経緯
- 入院前に準備する書類など
- 入院生活に役立つグッズ
- 痔瘻なのに大腸カメラもやる
- 手術のリアルな体験談
- 完治までの費用総額
- 完治までに何日必要か
- 医療保険は適用されるか
- 保険金を受け取る流れ
- 退院後に必要なアイテム
- 術後の検診や会社での生活
などなど、痔瘻発症から術後の経過検診まで、僕が経験したすべてを時系列に並べて以下にお届けします。
少しでもあなたのお役に立てれば幸いです!
筆者の痔瘻の度合い
「痔瘻」と一言で言っても、重度によりいくつかの種類があります。
僕の場合は、肛門から尾てい骨の方向へ約1cm離れたところに発症しました。これは「単純痔瘻」と言い、痔瘻の中でも比較的に軽度なものでした。
あなたが僕と同じタイプの痔瘻でしたら、当ブログは参考になると思います。
時系列に沿って記載していますので、このまま読み進めていただければ幸いです。
まだ自分が痔瘻かどうかの判断がつかない方は、別記事「痔は大きく分けて3種類。痔瘻の確率を宝くじに例えると高額当選!」をごらんください。
痔瘻発症で初めて自覚!前兆は無かったのに…。
忘れもしない2020年9月10日の朝、前触れもなく痛みは突然訪れました。
コロナ禍もありその日は自宅でのテレワークでしたが、朝目が覚めると肛門に信じられないほどの激痛が!
起き上がることもできずに、しばらくの間は痛みに耐えていました。
寝たままの状態でスマホを片手に情報収集しました。
そして、とりあえず有名な市販薬であるボラギノール軟膏を塗ろうという決断に至りました。
ゆっくりと体勢を起こし、自室のドアを開けた僕は妻に向かって叫びました。
家の中を歩くにも踏み出せる一歩はわずか10cm程度、階段を上り下りするのも決死の覚悟、とにかく歩いても座っても寝ても痛い!痛い!痛い!
前日まではまったく症状が表れていなかったのに、突如訪れた肛門の痛み。
大きく開いた肛門に向けて鋭く尖ったフォークをグサグサ刺されている感じ。あなたもこの地獄に耐えていのだると思います。
発症から約6ヶ月半もそのまま放置
2020年9月10日から2021年3月28日までの約6ヶ月半もの間、僕はしっかりと痔瘻と向き合わずに現実逃避をしていました。
病院へ行くという適切な早期治療をしないまま、以下の①から⑥を繰り返していました。
ポイント
- 患部に膿が溜まる
- 痛みが増す
- パンツやトイレットペーパーに膿が付く
- 患部の凸がしぼむ
- 痛みが軽くなる
- 治りかけていると錯覚
約半年間もの間「激しい痛み」と「耐えられる痛み」が交互に訪れるようなバイオリズムを繰り返していました。
応急処置で塗り薬・飲み薬・座薬などの市販薬は意味なし!
痔瘻になった直後の僕には「痔に関する知識」が乏しく、とりあえず痔で有名な薬「ボラギノール」を塗っておけばいつか治るだろうという甘い考えがありました。
発症当時の僕は勇気をだして患部を軽く触ってみました。
肛門から少し離れたところにニキビのようなものがある、ということは痔ではない。
つまり、大きなニキビがたまたま肛門の近くに出来てしまっただけなのだと思い込んでしまったのです。
だから、ボラギノールを塗ってさえいれば、そのうち治ると信じていました。
しかし、いま思えばそれは間違いでした。痔瘻の初期症状に間違った応急処置は禁物です。
正しい知識と正しい対策の詳細は「痔瘻の応急処置に市販薬は無意味。悪化の前に早期治療で手術の一択!」をごらんください。
痛みに耐えられず円座クッションを購入
痔瘻発症から約5ヶ月後の2021年2月6日、座るときの肛門の痛みに耐えきれずに円形クッションを購入しました。
発症した当初は痔瘻を「ニキビ」だと勘違いしていたので、すぐに治るだろうから無駄な出費はしたくないと思い円座クッションを買いませんでした。
しかし、これが有ると無いとでは雲泥の差。
あなたが円座クッションの購入を迷っているのであれば強くおすすめします。
円形クッションを買わなくても代用できるお尻を浮かせて座る方法などの詳細情報は「おすすめの安い円座クッション。再発防止にも必須!」をごらんください。
勇気を出して町医者で初めての診察
発症から約6ヶ月半後の2021年3月29日、さすがにもうごまかせないと考えた僕は一念発起して病院へ行きました。
総合病院のような大きな病院ではなく、いわゆる肛門科の町医者です。
触診と内視鏡カメラでの診察をしてもらった結果、痔瘻と診断されたわけです。
医師から入院を強く勧められて、総合病院への紹介状を書いていただくことになりました。
この時の僕はまだ、これから起こる通院や入院の大変さを知るよしもありませんでした…。
町医者でのやり取り・処方された薬・紹介状の出費など、詳細の内容は別記事「肛門科で初受診!痔瘻の入院前に紹介状をもらって出費を抑えるべし!」をごらんください。
入院に向けて総合病院で初めての診察
紹介状を頂いてから約2週間後の2021年4月12日、覚悟を決めて総合病院へ向かいました。
ここでも改めて問診・触診・内視鏡カメラでの診察を行い、痔瘻であることを確認してもらいました。
入院の日程は、この日から約1か月後の5月17日~5月20日(3泊4日)に決定しました。
その後、ナーバスな気持ちのまま入院に際しての説明を受けました。
総合病院での初受診は、入院ということもあり予想以上に事前検査を受けました。
当日の詳細な内容は別記事「紹介状を持って総合病院での初診を受けた日の詳細!」にまとめましたので、ぜひご覧ください。
痔瘻で入院なのに、事前に大腸カメラもやるの!?
総合病院での初診の日、入院に際して「大腸の内視鏡検査」と「PCR検査」も事前に受けなくてはならないとの説明を受けました。
コロナ禍なのでPCR検査は理解できるのですが、大腸カメラに関しては謎ですよね…。
医師いわく「痔瘻がある場合、一般的に2~5%の確率で大腸のトラブルも考えられる」とのことでした。
「肛門にトラブルがあったから、大腸にもトラブルが考えられる」のか「大腸にトラブルがあったから、肛門にもトラブルが現れた」のか、詳しい因果関係は専門知識が無い僕には分かりません。
また、痔瘻の場合だけなのか、それとも切れ痔やイボ痔にも該当する話なのかも分かりません。
ただ、僕が医師から受けた説明で記憶していることは「痔瘻が発生している場合、大腸にも何らかの症状が2~5%の確率で存在するのが一般的」だということです。
だから念のため事前に大腸の内視鏡検査が必要なのだと告げられました。
重要!
当時の僕は本当にイヤでイヤで仕方ありませんでしたが、まな板の上の鯉って感じで大腸カメラもやらなきゃなと思いました。
痔瘻入院の前に大腸カメラ!下剤は無間地獄!
入院の9日前に大腸の内視鏡検査を受けました。この日は2021年5月8日の土曜日。
肛門から大腸の突き当りまでホース状のカメラを入れる…。考えただけでも痛そうで、初めての経験だったのでとてもナーバスな気持ちでした。
しかし、いま振り返れば大腸カメラ自体は苦痛ではありませんでした。
本当の地獄は内視鏡を入れる前の「下剤」です。
下剤が本当に辛い!エンドレス排便に悶絶!
内視鏡検査を受ける場合、当たり前ですが大腸の中を空にしなくてはなりません。
つまり、体内にウンチが全く無い状態にしなくてはいけないのです。
大腸カメラを受ける前の下剤は、本当の本当に地獄でした。
液体状の下剤を飲む→排便→飲む→排便を繰り返し、計15回の排便をしました。(病院で回数を聞かれるのでカウントしていました)
排便してもウンチのカスが一切なく、水だけが出れば終了の合図です。
後半は息が浅くなって、少し気分が悪くなってたのを覚えています。
大腸の内視鏡検査、本番!
朝5時から自宅にて約2時間の下剤を終え、昼からは病院で大腸カメラというハードスケジュール。
診察台に仰向けに寝た状態で鎮痛剤を投与されました。とくに意識がもうろうになることありませんでした。
その後、左半身を下にした状態でお尻を突きだして検査開始。
麻酔で寝ているような状態ではないので、カメラが肛門から入ってくる感触やお腹の中にホースが入っている感触を何となく感じていました。
個人差があるとは思いますが、僕は全く痛みを感じませんでした。
入院の事前準備である大腸カメラも無事に終了。
あとはPCR検査をクリアすればやっと入院です。
①大腸カメラの前日の食事制限、②下剤の詳細な地獄具合、③大腸カメラ本番の流れ、などの詳細は「入院手術前に大腸カメラを実施。下剤が地獄でヤバイ!」をご覧ください。
コロナ禍の入院なのでPCR検査も
大腸カメラから5日後(入院まであと4日)の2021年5月13日に、PCR検査をしに通院しました。
この日に病院で行ったのは以下の3項目。
ポイント
- PCR検査(唾液採取)
- あらためて肛門の触診
- 入院に関する詳細説明
PCR検査で唾液を採取するだけの通院かと思っていたのですが、再確認ということで肛門の触診もされました。
肛門に指を入れられるのはやっぱり痛いものです。
しかし、この頃には羞恥心がまったくありませんし慣れています。
入院の詳細情報は、もっと早く教えてくれよ!
病院によると思うのですが、少なくとも僕がお世話になった病院は「入院に際しての詳細説明」をするタイミングが遅すぎると感じました。
入院生活に必要なものや提出する書類に関して、実際に入院するわずか4日前に言われましても!って感じでした。
なかでも特に急を要されて焦ったのは「限度額適用認定証」という書類です。
これは勤務先の総務からお借りする証書ですので、入院ギリギリでは間に合いません。
提出が義務ではないので必ず提出する必要はないのですが、万全の準備をしたい方であれば事前の手配をしておきましょう。
別記事「痔瘻の入院時に提出する限度額適用認定証を分かりやすく解説!」を参考にしてみてください。
入院初日にして、手術当日!
2021年5月17日、いよいよ入院の初日(手術当日)がやってきました。
当日の流れをザックリ挙げると以下のとおりです。
当日の流れ
- 朝6時、自宅で浣腸
- 11時、病院へ到着
- 病室に通されて待機
- 12時、病室で点滴
- 14時、腰椎麻酔~手術開始
- 15時、手術終了~病室へ
- 18時、麻酔が切れて地獄開始
術後を見越して枕元に準備しておくもの
病院によって異なるかもしれませんが、僕の場合は手術の約2時間前に病室に通されました。
手術前の病室でやっておくべきことは「術後に必要な物を枕まわりに置いておく」です。超重超です!
最低限必要な枕元グッズ
- スマホ
- スマホ充電器
- 枕元まで届く延長コード
- イヤホン
- 水を入れたストローコップ
- ティッシュ
入院に必要な物は他にもたくさんありますが、とりあえず術後に必要なグッズは上に記したものです。
今どきはコロナ禍で面会が禁止されているので、忘れたものを家族に持ってきてもらうのは難しいです。
万全な準備で入院にのぞみたい方は「入院の持ち物・退院後で役に立つグッズをすべて公開!」をご覧ください。
どさくさ紛れに入れられる地獄の尿道カテーテル!
41歳の立派なおじさんである筆者が緊張のあまり涙目で若干震えているなか、いよいよ手術が始まりました。
腰から注射を打つ腰椎麻酔のおかげで、手術中の痛みはまったくありません。手術に不安を抱いている方は安心して大丈夫です。
しかし、尿管カテーテルは痛い!
腰椎麻酔を打った直後に、どさくさに紛れて尿道から膀胱までカテーテル(シリコン素材のストローのようなもの)を挿入されます。
麻酔が下半身全体に効いているにも関わらず、なぜかこれは男性器の先端部が痛いです!
医師いわく、肛門と男性器では麻酔を打つ箇所が違うんだそうです。
しかも、このカテーテルは翌朝まで抜いてもらえません。約16時間も挿入しっぱなしです。
これから手術を受ける男性の方は、肛門の痛みより男性器先端の痛みに対する覚悟が必要です。
メモ
カテーテルの使用は病院によって異なるかもしれません。入院予定の病院に確認してみてください。
手術も無事に終了し、ここからベッドでの約16時間にわたる生き地獄を過ごします。
手術日の浣腸~術後の生き地獄まで、詳細を知りたい方は「手術当日を時系列で解説。入院初日に切開開放術!」をご覧ください。
入院2日目 わずか1秒の激痛地獄!
尿道カテーテルの痛みに一睡もしていない入院2日目の早朝5時30分。
ついにカテーテルを抜いてもらう時がきました。
わずか1秒ですが、激痛とはこのことです。
そしてカテーテルが抜けたあとのスッキリ感は本当に開放的です。
身動きが取れるし、常につきまとっていた痛みと違和感が無くなるわけですから。
普通の日常生活がどれだけ有難いかを感じられる貴重な経験だったと今なら言えます。
運命の排尿!激痛 or 無痛、あなたはどっち?
カテーテルを抜いたあとの排尿では、場合によって男性器に激痛が走ると言われています。
排尿している間ずっと尿管が激痛…。まるで尿管結石の人みたいです。
僕がネットを調べた限りでは、長くて5日間は痛みと血尿が続いたという人もいました。
幸運にも僕の場合は、カテーテルを抜いた直後の排尿からまったく痛みを感じることはありませんでした。
男女によって違う尿道カテーテルの痛みの差や、なぜカテーテルを抜いたあとの排尿で痛みを感じてしまうのかは「入院手術で一番辛かったのは尿管カテーテルの痛み!」に記載しましたので、ぜひご覧ください。
48時間ぶりの食事は病院食でも美味い!
入院前日の18時に自宅で食べた夕飯以来、実に48時間ぶりの食事を頂きました。
味が薄いでおなじみの病院食でしたが、この時の食事は本当に美味しくて美味しくて、生きていることに感謝しながら頂きました!
入院2日目に関して詳細な内容を知りたい方は「手術入院2日目。尿管カテーテルを抜いてしばらく安静に。」をご覧ください。
入院3日目の排便にすべてを賭ける!
入院3日目、この日は経過観察のみでした。
傷口から過剰な出血が見られない限り、翌日には退院することができます。
しかし術後にまだ便意をもよおしていないため、排便時に出血してしまうか否かの判断がつきません。
予定通り翌日に退院するためにも、なんとかこの日のうちに排便したい!と願っていました。
過度な出血なし!翌日の退院が確定!
排便時に傷口が痛いか心配だったのですが、僕の場合はまったく痛くありませんでした。不幸中の幸いです。
排便後には肛門や傷口を清潔に保つため、必ずウォシュレットをするように医師から告げられていました。
もちろんウォシュレットの強度は最弱に設定していましたが、やはり傷口に水が触れると少し痛みます。
排便後でも過度な出血はなく、翌日退院して良しと医師から言われて一安心しました。
入院3日目の詳細な内容を知りたい方は「手術入院3日目。排便時に出血がなければ翌日の退院確定!」をご覧ください。
肛門のガーゼを小まめに交換することが大切
術後しばらくの間、血・膿・滲出液(しんしゅつえき)が出続けます。
退院時に病院から貰えたガーゼは、ほんの数枚だったので絶対に足りません。
傷口を常に清潔に保たなければならないので、大量なガーゼの準備が必要になります。
しかしドラッグストアに行けば分かることですが、ガーゼの値段は以外にも高いです。
ちょうど良いサイズで10枚300円くらいはします。10枚なんて1日で使いきってしまう量です。
僕が実体験から断言できる「品質良し・コスパ良し・サイズ感良し」の最強ガーゼは「良品&低価格のおすすめガーゼ!当て方や交換頻度も解説!」に画像付きで解説していますので、ぜひご覧ください。
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【痔瘻体験談】良品&低価格のおすすめガーゼ!当て方や交換頻度も解説!
入院4日目、無事に退院!
2021年5月20日、3泊4日の入院生活を終えて晴れて退院しました。
入院前は電車と徒歩で帰宅できると思っていたのですが、車で迎えに来てくれた父に感謝です。
思っていた以上に疲労が溜まっていましたし、お尻の傷口は痛いし、処方されていた鎮痛剤の影響で偏頭痛は止まないし地味に辛い状況でした。
もし車で迎えに来てくれるご家族がいる場合は、素直にお願いした方が良いです。
有給はもったいないですが、大事をとって翌日の金曜日も会社をお休みすることにしました。
医療保険の申請書を病院に渡す
僕はアフラックの医療保険に加入しています。
入院前に取り寄せた保険申請書を退院手続きのタイミングで病院に渡しました。
病院へ支払う料金が別途発生しますが、この申請書(診断書)を医師に書いてもらわないと保険金を受給することができません。
保険金申請書類の取り寄せ方や、病院に支払う書類作成費用、痔瘻で貰える保険金の金額などの詳細は別記事「痔瘻の入院費用が5万円弱だったのに、医療保険で14万円もらった話!」をご覧ください。
退院後の経過検診のため通院
退院してもまだ通院は終わりません。
定期的な術後検診を受けるため、会社を休んで術後検診に2回行きました。
1回目の術後検診
退院から11日後の2021年5月31日、1回目の術後検診を受けました。
まだまだ血や膿が出ていますし、しゃがんだり座ったりすると肛門が痛い状態でした。
時には手術前より痛かったので患部が良くなっているのか不安な気持ちがありました。
しかし、先生にお尻を見てもらったら「徐々に良くなっている」との言葉を頂けたのでとても安心しました。
2回目の術後検診
退院から32日後の2021年6月21日、2回目の術後検診を受けました。
前回の検診からは明らかに痛みや出血が少なくなってきました。
先生からも「あと1週間ほどで完治します。この日をもって通院は終了です。なにか異常があったら来てください。」とのことでした。
完治すると言われていた日から更に45日間が経過した今現在、パソコンに向かってこのブログを書いています…。
しかし、痛みはまったくないのでストレスは一切ありません。
完治するまで郵送しないぞ!医療保険の術後検診の申請書
加入している保険にもよりますが、僕が加入しているアフラックの医療保険には手術後の通院に関しても保険金がもらえます。
退院時に病院に書いてもらった申請書とは別に、自己申請でアフラックに郵送する書類です。
術後の検診に行った日数に応じて保険金が変わってきます。
前項で述べたように僕はまだ完治していないので、この書類をアフラックに郵送していません。
完治したと自覚できるまで郵送するのはやめておこうと考えています。
■追記 退院から3ヶ月でやっと完治した!
この追記を書いているのは2021年8月31日です。
退院から約3ヶ月経過して、やっとガーゼに膿が付かなくなったので完治したと自覚しています。
入院手術に掛かった費用
僕が痔瘻の手術・入院で掛かった費用は4万6870円でした。
3泊4日もした割には安かったと感じています。やはり日本の医療制度は素晴らしいですね。
ネットで調べた限りでも一般的には、痔瘻の入院手術3泊4日の相場は3.5万円~5万円です。
メモ
差額ベッド代や入院の延長が発生した場合は、さらに出費が必要となります。
痔瘻に関する全ての通院・入院手術・術後検診・必要で買った物・処方された薬など治療費に関しては、別記事「痔瘻の発症から入院手術を経て完治するまでの治療費総額を公開!」に記載しています。ぜひ参考にしてみてください。
さいごに、痔瘻の同志へ。
痔瘻が発生してから退院までの経緯をザッと記載してきましたが、あなたのお役に立てましたでしょうか?
当ブログを恐怖と不安な状態で読んでくださっている方もいらっしゃると思います。
痔瘻を乗り越えた僕だからこそ、あなたに伝えたい想いがあります。
「ご自分のために、ご家族のために、1日でも早く病院に行ってください」
伝えたいこと
- 痔瘻は立派な病気です。決して恥ずかしくありません。
- 残念ながら痔瘻は手術をしない限り治りません。
- 痔瘻は放置すると肛門がんに発展する危険性があります。
- 痔瘻が無くなれば快適な日常を取り戻せます。
ちょっとした勇気と覚悟は必要ですが、一歩踏み出してしまえばジェットコースターのように一気にゴールが訪れます。
そっと寄り添って背中を押すことしかできませんが、必ず返信します。
大切なことだからもう一度お伝えします。
ここだけは抑えてほしいポイント
当ブログでは、僕が記憶している限りのことや、手元に残っている資料・画像の全てを情報提供しています。
すべての記事を読んでいただきたいのですが、なかでも特に押さえていただきたい記事は以下の2つです。
もっと詳しく
快適な入院生活の準備と、退院後に必ず消耗するガーゼでいかにランニングコストを抑えるかがポイントです。
経験済みの僕だから言える内容になっていますので参考になると思います。ぜひご覧ください。