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痔瘻手術の当日

【痔瘻体験談】手術当日を時系列で解説。入院初日に切開開放術!

更新日:

筆者普通顔
筆者
僕は単純痔瘻の経験者です。僕の詳細プロフィールはこちら

入院期間は3泊4日(2021年5月20日~23日)。

僕にとっては手術も入院も人生初の経験でした。

ここでは、入院初日にして痔瘻手術当日の流れを時系列に沿ってご紹介します。

これから痔瘻の入院手術を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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①朝6時、自宅で浣腸!水分補給は禁止!

数時間後に手術があるため、起床してからすぐに浣腸をしておく必要があります。

肛門~直腸のウンチを事前に出しておかなければ手術できませんからね。

浣腸で手術の事前準備

痔瘻手術の当日に浣腸をうつ

上画像では伝わりにくいですが、この浣腸は意外に大きいです。

管は一般的なストローと同じくらいの太さがあります。思ったより上手く挿入できません。

成人男性であれば、これを肛門から6cmも入れなくてはいけません。

深く刺さりすぎてしまうと腸を痛めてしまうので、必ず横に寝た姿勢で浣腸します。

浣腸の手順

  1. 浣腸を湯煎で温める
  2. 自室の床にバスタオルを敷く
  3. 横に寝て軽くひざを抱える
  4. 管の先端にローションを塗る
  5. 意を決して肛門に挿入する
  6. ゆっくりと液体を注入する
  7. すぐにトイレに移動する
  8. 最低でも1分は我慢する
  9. 排便

即効性のある浣腸なので、注入後に1分ガマンするのが限界でした。

便意は計2~3回の排便後におさまります。これで自宅でできる事前準備は終了です。

筆者笑顔
筆者
僕は4人家族なので、この姿を妻や子供たちに見られないように心掛けました。

1滴も水分補給しちゃダメ!

痔瘻手術当日は水分補給厳禁

病院からの事前の指示で、この日は起床してから1滴も水分補給してはいけません。

口に水分を含めるのは歯磨きで口をすすぐ時だけです。

病院に行ってから点滴されるので脱水症状にはなりませんが、まったく水を飲めないのはストレスを感じます。

発汗の多い真夏に手術をする人は注意が必要ですね。

シャワーを浴びて肛門まわりを清潔に

浣腸をしたのでシャワーを浴びて肛門まわりを洗浄しておきましょう。

不安な気持ちを抑えるためにも、シャワーを浴びながらリラックスしておいた方がいいです。

病院によっては入院中の入浴がないので、しばらく入れないお風呂を噛みしめておいてください(笑)。

ひと休みしたら、いよいよ病院に出発です!

②11時、病院へ到着!点滴しまくりの待機時間

11時00分に受付を済ませ、その後病室に通されました。

待機中に荷さばきを済ませるべし!

痔瘻の手術前には準備が必要

術後は痛みや点滴の管があるため、思ったように動けません。

それを見越して病室に通されたらすぐに、持ってきた荷物を整理しておくべきです。

ポイント

ベッドに寝た状態で手の届く範囲(ベッド横にある棚など)に、絶対に必要なグッズを手術前に置いておきましょう。

スマホ・充電器・延長コード・水分など、身動きの取れない術後の状態で必要なものをお忘れなく。

詳細は「入院の持ち物・退院後で役に立つグッズをすべて公開!」に記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

12時、点滴の投与開始

痔瘻手術の前に点滴を打つ

患者用ガウンに着替えてベッドに横になり、点滴を注入されます。

記憶があいまいなのですが、計3本ほどの点滴を連続で投与されました。

朝から1滴も水分を摂取していませんでしたが、不思議とのどは乾きませんでした。

おそらく点滴で体内に必要な水分は補給されていたのだと思います。

14時から手術開始と告げられていたので、12時からの約2時間は点滴をされながら不安と恐怖で憂鬱な時間を過ごしていました…。

ただただ天井を見てボケ~っとしてましたね。

③14時、いよいよ手術開始!

14時に医師が病室に来て、一緒に手術室へと移動しました。

途中の廊下で付き添いの妻と医師が軽く会話をし、僕と医師は手術室へ入りました。

ドラマでしか見たことのなかった手術室は思っていたより無機質で、心細さが増幅されます。

おそらく医師が汗をかかないために室内は冷房でキンキンに冷やされてました。

筆者困り顔
筆者
僕は全裸にガウン姿だったので寒すぎました。

全身が緑色の手術着姿の医師が5人、僕を迎え入れます。

医療ミスを防ぐために、最終確認として名前と手術内容を問われます。

僕は41歳の男性ですが、恐怖と寒さから震えた声で返答しました。

初めての手術に不安で不安で、この時の僕は涙目でした(笑)

そして、ついに分娩台に寝かされました。

腰椎麻酔は何があっても動いちゃダメ!

腰椎麻酔は動いちゃダメ

僕がお世話になった病院で採用されている麻酔方法は「腰椎麻酔」でした。

腰の骨のところに極細の注射で麻酔を注入する方法です。

左半身を下にして横に寝て、膝を抱えるように丸くなります。

注射の際、髄液が漏れてしまうとシャレにならないそうです。

何があっても体が動かないように、医師3人にガッツリと押さえつけられます。

この時のコツは、できるだけ脱力することです。

耐えられないほどの痛みではありませんでしたが、チクッとした瞬間に僕は反射的に少しだけ足を動かしてしまいました。

筆者泣き顔
筆者
医師からメチャクチャ怒られました…!

反射的に動いちゃったんだからしょうがないじゃん!と思ったのですが、腰椎麻酔はそれだけ危険性のあることなのかなと感じました。

髄液が漏れて医療事故にでもなってしまったらシャレになりませんからね。

とにかく、リラックス!リラックス!リラックス!

そして無事に腰椎麻酔を打ち終わりました。

筆者笑顔
筆者
というか、全身麻酔をしてくれた方が楽だったのに

次第につま先の方がポカポカと温かく感じてきて、麻酔の効果を感じます。

足の付け根や肛門付近をピンセットで突いたり、冷たいコットンで冷たさを感じるかなど、手術中に何度も麻酔の効き具合を確認されます。

ちなみに腰椎麻酔を打ったあとは、腰のあたりにカーテンのような物が置かれて視界が遮られているので、腰から下はまったく見えません。

最大の難関、尿管カテーテルで男は悶絶!

尿管カテーテルは地獄

麻酔が効いたことを確認してすぐに、排尿のために「尿管カテーテル」という管を男性器の先端から膀胱まで挿入します。

筆者驚き
筆者
想像しただけでも痛いですよね。

いまこれを読んだ男性のあなた、「うわ~、マジかよ…」って思いました?

僕は経験者だから、あなたの気持ちが分かります。

しかも痔瘻手術のために打つ腰椎麻酔は、あくまでも肛門付近に効果のある麻酔のようです。

つまり、男性器にはそこまで麻酔が効いていない状態なんです。

「いまから尿道にカテーテル入れまーす。ここはね、ちょ~っと麻酔の効きが違うんで、ちょ~っとだけ痛いけど我慢ね~」と医師に告げられ、どさくさまぎれに入れられました。

筆者泣き顔
筆者
イテテッ!イデデデデデッ!

「だよね~、もうすぐもうすぐ!」って感じに、本当にどさくさまぎれといった感じで尿管カテーテルの挿入が完了しました。

事前に尿管カテーテルを入れることは聞いていましたが、痛いだなんて聞いてなかったので泣きそうになりました。

今となっては笑い話!良いネタができた!と思えます。あなたも絶対に乗り越えられます。大丈夫です!

お尻の毛をジョリジョリ刈る音だけが聞える

メス入刀の前に、邪魔な肛門まわりの毛を刈られます。

筆者困り顔
筆者
許可なく刈られます。メチャクチャ恥ずかしかったですね~。

カーテン越しの出来事なので見てはいませんが、音から察するに電気シェーバーで刈られました。

分娩台に乗り、仰向けで足を上げ、男性器に管を入れられ、お尻の毛を刈られる。

普通に考えたらとても恥ずかしい状況ですが、不思議なことにここまでされると逆に開き直ってしまうものです。

まな板の上の鯉状態です。

医師と初めての共同作業?ついにメス入刀です!

痔瘻手術に肛門を拡張する器具

なにかの金具(フック?)のようなもので肛門を大きく広げられているんだろうな~という感じはしていました。

もし見たら、引くくらい肛門が大きく広げられているのだと思います。

そして、ついにメスが肛門に入れられます。

完全に麻酔は効いているのですが、何かに触られているという感覚はあります。

もちろん痛みは全くないので安心です。麻酔がある時代に生れて本当に良かったです。

この時の僕はもう落ち着いていて「早く終わらないかな~。それにしても冷房が寒いな~。麻酔が切れたらどれくらいの痛みが待っているんだろうな~。怖っ」とか考えていました。

④15時、手術が終わり病室へ運ばれる

痔瘻手術が終了

なんだかんだで1時間ほどで手術は終了し、無事に病室に移動しました。

手術室から病室までベッドに寝たままの状態で、ベッドごとキャスターで運ばれました。

2~3時間後には麻酔が切れると言われていたので不安がつのります。

さすがにのどが乾いていたのですが、水分補給は18時まで禁止だったので待ち遠しかったです。

翌朝の5時30分までは絶対安静とのことだったので、孤独と痛みとの闘いです。

ちなみに、コロナ禍なので面会は禁止。唯一の友達はスマホでした…。

⑤18時、麻酔が切れて痛み地獄の開始

麻酔が切れて痛くなってきた

17時すぎから徐々に麻酔が切れてきたのを実感しました。

肛門と男性器の先端がジンジンと痛みます。

肛門は手術の傷跡が痛く、男性器の先端はカテーテルが入っている何とも言えない痛みを感じます。

僕はカテーテルによる男性器の違和感が気になりすぎて、肛門の痛みはそこまで感じませんでした。

尿管カテーテルは翌朝5時30分に抜かれると告げられていました。

筆者泣き顔
筆者
いま18時だから…。え?あと11時間30分もこのままなの!?マジかよ~!ムリだって~!

やっと水分を摂取できる喜び!

痔瘻の入院に便利なグッズ「ストローコップ」

18時になり水分補給が解禁されました。

あらかじめ枕元にストローコップを置いておいて正解でした。

前日の夜から1滴も水分を摂取していなかったので、水が本当に美味しかったです!

当たり前の日常に心底感謝できる貴重な経験でした(笑)

処方された抗生物質と痛み止めの薬を飲んで、ただただ安静にします。

尿管カテーテル状態での寝落ちは厳禁!

男性なら共感してくれると思いますが、疲れている時こそ男性器は自然と大きくなってしまうものですよね。

筆者普通顔
筆者
下ネタではありません。これは医学の話です!

尿管カテーテルを挿入している状態で男性器に変化があると、先端部の尿道がメチャクチャ痛くなります。

性的なことを考えていたわけではなく、寝落ちした時に勝手に変化していたのです。

そして激痛に見舞われる。

筆者困り顔
筆者
この経験をキッカケに、カテーテルを抜く翌朝の5時30分まで寝ないことを僕は決意しました。

尿管カテーテルに関してはまだまだ語りたいことがあるので、詳細は「入院手術で一番辛かったのは尿管カテーテルの痛み!」をご覧ください。

まとめ

この記事では、痔瘻手術の当日を時系列に沿って紹介しました。

僕にとって手術も入院も人生初の経験だったので、緊張も不安も恐怖も感じる長い一日となりました。

当日の流れをザッとおさらいすると以下のとおり。

手術当日の流れ

  1. 自宅で浣腸
  2. 病院へ到着
  3. 病室に通されて待機
  4. 病室で点滴
  5. 腰椎麻酔~手術開始
  6. 手術終了~病室へ
  7. 麻酔が切れて地獄開始

個人的には尿管カテーテルが一番の鬼門でした。

この日の翌日「手術入院2日目。尿管カテーテルを抜いてしばらく安静に。」も、ぜひご覧ください。

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